マッサージ さくま治療院 の日記
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人生の行方
2014.02.12
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今読んでいる冊子から引用します。
T氏は、生まれた時から父親がいません。母親一人子一人の、とても貧しい家庭で育ちました。
母親が再婚して、二人の妹が出来ますが、T氏が小学校に上がるときに、母親も蒸発して行方不明になってしまったのです。
その後、義理の父親も蒸発し、残された兄弟三人で生活を続けました。周囲の大人が孤児院に入ることを勧めましたが、兄弟が離れ離れになることを拒んだ氏は、工事現場で働きながら、二人の妹を必死に養っていきました。
後に氏は」、四十数年ぶりに、蒸発した母親と再会します。T氏は、苦労をした過去の事はすべて水に流して、自分を生んでくれたことに感謝しながら、親孝行をしました。
T氏はこれまでの半生をこう振り返ります。
「捨ててくれた両親がいたから自分も強くなれました。守らなければならない妹たちがいたから、道を外れることなく、自分を抑えることが出来ました」
ものの味方、捉え方によって、人生は大きく変わります。たとえどのような環境であっても、物事をプラスに転換できる、好転思考を養いたいものです。